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2008年3月16日 (日)

今週の戯言 03/16

さて、先週の続きでPCネタです。

まず、突然ですがXPS630が発売になりました。
何時もながらいきなりですが、まぁ、今月辺りに出そうなのは知っていたのでそれほどショックはありません。
デザインはまさにXPS720の譲りですが、ぱっと見中身はATX規格の基盤逆置きというアクロバット仕様かと。
この後書く予定のBTXの話と絡みますが、ATXでありながらビデオボードの冷却性を考慮したと言う感じかなと思います。
値段的には予想よりははるかに安い。
自分の注文した420と同スペックで金額差はパワーポイント付きのOfficeより更にもう少し高いと言う感じですね。
CPUは残念ながらクワッドのQ6600しか選らべませんが、やっぱり標準で3MHzへのクロックアップが可能な様です。
(正確な事は、チャットで営業に確認してね。)
差はXPが選択可能なのとオプションのカードリーダーにBluetoothが付属しない事。
明らかに420とターゲットが違いますよね。
420は何でもありありでメディア編集等に重点を置いたユーザーが主体。
逆に630は720と同じくゲーマーやクロックアップマニア(オイオイ 笑)向けですね。
デザイン的には好きですし、値段的にも予想外に安いので微妙な所ですが、それでもギリギリ今回の選択でOKという気がします。
と言うとで泣き笑い判定(笑)は、どちらでも無いがやや笑よりと言う結果となりました。

それでは最初は、最初はBTX規格の話です。
一般メーカーのPCは別にして、ショップブランドやパソコン自作する人が好き勝手に電源やケース(シャシー)やマザーボードを組み合わせてPCを作れるのは統一された規格が有るからです。
この規格で現在一般的な物がATXと言われる物です。
メーカー製PCではATX規格にそった形にしてはいますが基本的に自主規格。
自作等で使われる電源とかマザーボードとかケースなどをショップで買って来て交換しようとしても取り付け出来ない場合がほとんどです。
特に最近多いスタイリッシュ(?)なディスプレイ一体型などはノートPCと思った方がよろしいかと。
ぶっちゃけ何も出来ないってことです。 (笑)
そして、私が購入したXPS420ですが、ATXでは無くBTX規格なのです。
規格が違うので前述のバーツ類の交換は致命的。
まぁ、もともとDELLの場合は、電源やマザーボードのネジ穴や基盤へ刺す電源コネクタの形状も自主規格なのでATX準拠でも取り付け不可ですが。
この辺りが自作派に敬遠される所ですが、一般人はそんな物を変える必要性を感じる状態ならPC買い換えますって。
規格違いとは書きましたが、一般的に売られている各種拡張ボード(たとえばグラフィックカードやサウンドカードや無線LANなど)は可能です。

BTX自体はDELLが作った規格では無く、2~3年前辺りかと思いますが公式に発表された物です。
しかし、既に広まってしまった規格を変える為にはそれに見合うだけのメリットが無くては普及しにくいですよね。
グラフィックカードなどのコネクタ型式はマザーボード交換が必要になるにもかかわらず処理速度最優先の為にドンドン進化しています。
対してBTXは残念ながら普及しませんでした。
BTXがATXに対しての優位性、それは冷却効率です。
ケース内部の空気の流れを最適化してCPUやグラフィックボードの冷却効率を上げています。
あのXPS720も実はBTX規格なのです。
この辺りはDELLの戦略と言いましょうか、XPSのデスクトップはBTXって決めているのでしょう。

ディスプレイですが、標準で22インチのワイドが付いていました。
ワイドはあまり好きでは無かったのですが、仕事などで左右に文書などを開いて編集しているのを見ると便利そうでした。
現在使っているのが、17インチで解像度が1280X1024で使用していました。
実はゲームでは横方向のエリアは充分なのですが、縦方向の範囲が不足で視界外から狙われている事がありました。
そんな関係で横方向よりも縦方向の解像度に重点を置いていましてワイドの選択は考慮していなかったと言うのも有ります。
しかし、今回のセットではワイドしか選択できませんでした。
ワイドの場合、数字のイメージより実際のサイズが小さく感じられますが22インチもあれば17インチよりも充分で有ろうと思っていました。
念のために解像度を確認してみると1680X1050と言う事で、流石に横は凄いですが縦はほとんど変わりません。
これでは流石に厳しいので24インチを調べてみると1920X1200と縦はまぁ納得サイズ、横はぐうの音も出ないほどの立派な物。
と言うことで思い切って24インチにしてしまいました。

Pict0138s_2
こんな感じになっています。
画像からはサイズが実感できないとは思いますが、手前のMSナチュラルキーボードは巨大と言う事で有名です。
それより幅があるので、ゲームやっていますと視界の全てがディスプレイという感じで凄い事になっています。
左にあるのが今まで使っていた17インチですが、旧PCと新PCに繋がっていて画面上のメニューで切り替えて使います。
新PCではサブ画面としてブラウザーを表示させたりしています。
この状態でもゲームはサクサク動くのでなかなか立派なものです。

ヘッドフォンですが、手持ちの物は現在のPCに接続したままとなりますので、新たに購入を考えました。
色々と考えたのですが、オプションで購入したカードリーダーにBluetoothが付いていたので前から興味のあったワイヤレスを検討して見ました。
どうせなら携帯のヘッドセットとしても使えると便利なのでその様な商品の中での選定としました。
さらに、個人的にネックストラップ型が好きなのでそれからも考えて以下の2つに絞られました。

・JABRA Bluetoothステレオヘッドフォン BT620S
・モトローラ Bluetoothワイヤレスヘッドセット HT820

実はBT620Sの方は1年以上前から目を付けていた商品でした。
基本的には双方ともネックストラップ式ヘッドフォンでBluetoothによるワイヤレス通信と携帯用のヘッドセット機能付です。
駆動系はリチュウムイオンバッテリーでの充電式で、充電時間は2時間程度、音楽再生連続14時間程度となっています。
また両サイドにLEDが仕込まれていて光るのも同じだったりします。
まぁ光る事はどうでも良かったのですが、同じ様に光るのはギミックとしてではなく外でヘッドフォンしたまま歩く時に目立つので交通事故回避の安全策かなと思いました。

さて、一見両方とも同スペックですが、値段と音質には大きな違いが有ります。
某通販サイトでは、BT620Sは17千円程度、HT820は14.5千円程度と意外と差が有ります。
音質に関してはHT820の方が評価が高いです。
HT820は悪く言えばドンシャリ系で比較的音が前に出て来て、音量自体も大きめに出る様になっている様です。
逆にBT620Sはこもり気味で最大音量が低めで電車等の中で使うのには多少物足りない音量との事です。
装着感ではHT820は比較的強めで長時間の装着は辛く、BT620Sは緩めでHT820よりは耳が痛くなり難いとの事です。
音で選ぶなら間違いなくHT820ですが、ゲーム等の長時間装着を考えるとBT620Sが有利と言う感じですね。
ある程度の音質は妥協できますが、耳が痛くなるのはダメージが大きいです。
結果、最終判定の材料となったのは以下の理由でした。
充電式と言う事で、バッテリーが切れた場合に使用不可となり充電しなくてはなりません。
HT820はACアダプタでの充電で充電中は使用不可と記載されています。
ただし、付属のステレオミニジャックにて接続すれば電源不要で通常のヘッドフォンとして使用可能だそうです。
BT620Sの場合は、付属のACアダプタとUSBケーブルにて充電可能となっています。
またUSBケーブルで接続の場合、USB機器として充電しながらヘッドフォンとして使用可能との事でした。
USBでヘッドフォンとして使用した場合、多少充電時間が延びるそうですが。
ここで、音と値段よりも実際に使用する上でメリットが有りそうなBT620Sを購入する事に決めました。

購入の為に値段などを調べていると面白い事がわかりました。
先ほども書きましたが、単体の価格は17千円程度です。
その他にもiPod用のBluetoothアダプタ付きや通常のステレオミニジャックのBluetoothアダプタ付きの物がありました。
iPod用が付いているのは18千円弱だったのですが、ステレオミニジャックのタイプは何故か17千円弱と本体単体価格と逆転していました。
バラで2個買うと23千円との事なのですが、何故なのでしょうね。
よく見ると在庫1となっていましたので、その場で注文してしまいました。
今見ると同セットの価格は在庫有り契約業者の20千円弱に値上がりしていました。

さて実際に届いてみての使用感ですが。
Bluetoothではペアリングと言う難関があります。
とりあえずお試しと言うことで付属のBluetoothアダプタにて行いました。
もう、どっちの電源を先に入れて待機状態に入れるか等は相性によって変わる様であれこれ試してみる必要が有るようです。
なんとか接続出来てやっとの事で音が出ました。
いや、ミュートとか手元のボリュームが低い等、色々な状況が有り得るので多少手こずりました。
やっと音が出てみると・・・・・・・・なんじゃいこりゃぁ~。 (--# ウ~ム
なんと表現すればよいのだろう。
こもっていると言う表現は確かに一番安易に伝えられる表現ですが、正確では無いような・・・・・。
う~む、何だろう。
少なくても低音は良く出ています。
まるでラウドネスをかけた様な度迫力の低音ですが・・・・・・。
極端にモゴモゴした感じでは無くそこそこ歯切れは有ります。
中音域も出ています。
高音域も鳥の鳴き声位の音域は普通に聞こえます。
ただし、キンキン、シャリシャリ感はありませんね。
最近の電子音源系に慣れた耳には物足りないと言うかこもり感が有ると言うのが正しい表現かもしれません。
良く言うなら長時間聞いても聞き疲れしないやさしい音色と言う事になるかと思います。
Bluetoothのワイヤレスヘッドフォンではノイズが気になると言われますが、ほとんど気になりませんでした。
もしかすると、高音域に強力なフィルタでも入っていてノイズを消している代わりにこの様な音特性になっているのかも知れませんね。
また説明書を読んで見ますと、大音量で聞いていると永久的に聴力を失う可能性が有る等の注意書きが見られました。
電池の持ちもあるかもしれませんが、HT820に比べて最大音量が小さい、高音域が抑えられていて聞き疲れしない音など配慮かと考えさせられました。
ただし、これは純正トランスミッターのA120sとの組み合せでの話でした。
XPS420オプションカードリーダーのBluetoothでは高音も良く出て普通に良い音でした。
純正トランスミッターは小型MP3プレイヤーとの組み合わせを考慮して、キンキンした高音を強く抑えて低音をブーストしてある気がします。
あと、Bluetoothのヘッドフォンでは音の到達に遅れがありゲームなどには致命的との事を聞いていました。
私のやっているネットゲーで試して見ると、確かに1テンポ音が遅れます。
0.2秒くらいかな?
最初は違和感がありましたが、慣れれば気にならなくなる程度で全く問題有りませんでした。

そうそう、LEDの話もしておかなくては。
充電中は赤にひかり、充電完了で緑色、音楽を聴いている時は青の点滅、ヘッドセットで通話中は片側だけ青の点滅など、色々と変化して楽しませてくれます。
ところがこの青の点滅が曲者でして。
普通の想像では、やんわり光ると予想していると思います。
しかし、実際はフラッシュランプの様に一秒おきにピカッピカッと結構な光り方をします。
ちょっと眩しい感じもする位です。
この辺りも安全への配慮からかと思ってしまいます。
実際、電車の中では恥ずかしいくらいの光り方ですし、込んでいる時に目の前で光るのは迷惑なので消す事も可能です。

そして本来の能力?
携帯電話とのハンズフリーでの会話ですが、実に快適。
マイクの感度も良いですし、普通に同時に双方向で会話出来るみたいですね。
ただ、日本ではあまりハンズフリーは頻繁に使用されていないので、外で使っていると独り言みたいで不気味ですよね。 (笑)

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