今週の戯言 01/18
本日はBluetoothステレオヘッドセットJabra BT620sのファームアップデートの話です。
付属資料の操作説明では今一不十分と感じられたので検索者の為に情報として記録する目的も有ります。
Jabra BT620sと言うのは自分が今PCで使っているワイヤレスヘッドフォンの事。
正確に言うとヘッドフォンでは無くヘッドセットで携帯と繋がって通話が可能です。
携帯にはミュージックプレイヤーが搭載されていますが、Bluetooth付きで有ればこれを使ってワイヤレスで音楽聴いたり通話したり出来る訳です。
実際にはBluetoothが乗っていれば全てOKと言う訳では無くプロファイルと言うのが対応している必要が有ります。
通話機能のプロファイルは間違いなく対応していますが、オーディオ系のプロファイルは非対応の携帯も昔は多かったので確認が必要です。
音は競合のモトローラ Bluetoothワイヤレスヘッドセット HT820と比較してこもり気味と評価される場合が多い様ですが、主原因は純正トランスミッタのA125Sです。
自分の場合、販売金額の関係でA125S付を買ったので試してみたのですがこれは確かにあまり良い音では有りませんでした。
逆にPCに内蔵しているBluetoothから直接リンクして聞いた音はなかなか良い音でした。
キンキンした疲れる様な音は一切有りませんから多少はHT820よりはマイルドな音質なのでしょうが決してこもっていると言う音では有りませんでした。
さて、購入前からファームウエアのアップデートファイルが公開されているのは知っていました。
内容は一部の海外携帯とのリンク改善とかDSPプロトコル変更による音質改善等と聞いていました。
あとワンセグ内蔵携帯でワンセグの音声を聞くのにもアップデートが必要との事でした。
しかし、自分とは直接影響が出る事柄が少ないので保留としていました。
ファームのアップデートは結構恐ろしく、一歩間違うと使用不能になってしまう可能性も有りますので。
最近、BT620sの在庫が切れ気味と思っていたらメーカーHPからも落ちているので生産終了になるのかもしれません。
このままではアップデートファイルの入手も難しくなるのでこの機会にアップデートを決意しました。
BT620sとHT820の比較検討の情報は検索エンジン使って『BT620s HT820 AP36』辺りで検索するとこのブログ内の記事が引っかかるかと思います。
さてアップデートの方法ですが、公式には下記の手順で指示されています。
・BT620sをUSBケーブルでパソコンと接続。
・BT620sの次トラックと再生ボタンの長押しでアップデートモードにする。
(一方のLEDが赤点灯から一時消灯し緑の点灯に変るまで押し続ける)
・アップデートのツールを起動する。
まぁ、一部の注意点はある物の何も考えずこの通りにやれば動くのですが、余計な知識が有るとはまります。 (笑)
注意点として、まずは管理者権限(アドミニ権限)のあるユーザーアカウントにて実行の必要が有ります。
Vistaでは動作不可能でしたのでXPが必要です。
Vistaでは管理者権限アカウントでなおかつ右クリックメニューから管理者権限での実行を選択しても不可能でした。
初期画面までは出るのですが、その後にアップデートが走りませんでした。
さらに補足しますと、
BT620sをアップデートモードにしますとUSBデバイスにBT620sアップデートモードとして登録されます。
しかし、この時に専用のドライバが必要となりドライバの所在を問い合わせるウインドが表示されます。
この時にどの選択肢を選んでもそのままではインストールできません。
USBメモリなどの場合は通常勝手にインストールされますし、BT620sをUSBヘッドフォンとして機能させた時も同じです。
それは内部的にドライバを持っているからなのでしょうが、BT620sはアップデートモードのドライバは持っていない様です。
それでは何処からドライバを入手するのかと言いますと、アップデートツールを起動した時にsystem32ホルダ辺りにコピーされる様です。
従いまして、上記手順を実行する前に一度アップデートツールを起動して初期画面を表示させた後に終了させ上記手順を行うとスムースに処理が進みます。
(最初にダウンロードツールを立ち上げた状態でUSB接続してダウンロードモードに入れるのが一番簡単だとは思いますけど。)
なお、この場合はドライバーを選択する様な画面が短時間表示されますが放置していれば勝手にやってくれます。
USBデバイスとして接続後にアップデートツールを起動しますと、初期画面にNEXT>ボタンが有りますが何もせずに勝手にダウンロード始めてしまいます。
あとは途中でPCの電源が切れない事を願ってください。 (笑)
再起不能になる可能性が高いです。
まぁ、自分の作るファームではダウンロード実行部分とファーム部分はプログラムレベルで分離されていてファームダウンロード中にクラッシュしてもダウンロード機能だけは生き残る様に設計していますけどね。
ダウンロードプログラム自体に不具合が有る場合も有るのでダウンロードプログラム自体もダウンロード出来る訳ですが、その時のクラッシュ対策はダウンロードプログラム自体を二重化して一方が不正な場合はもう一方が機能する様にしていましたね。
アップデートは問題無く終了しましたが、リンクしようとするとリンク出来ませんでした。
当たり前ですが、BT620s側のリンク情報が初期化された様で再度リンクの設定が必要となりました。
リンク設定が出来ますと、あっさりと繋がりました。
音は分かるほどの劇的な変化は有りませんが若干高音域が澄んだ音になった様に感じられました。
まぁ、良くなる良くなると言われると良くなった様に感じるもので、カーショップで売っている怪しげな(笑)パワーアップパーツと同じですね。
もともとそれなりに良い音を出していたので劇的に変る訳が無いのですが、より良いファームが出ているのでアップさせておくのが良いのではと思います。
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