自作PC:プリンターリプレース
今まで使用していたプリンターは、PIXUS 950iです。
なにかBMWの車名みたいですが。
2002年に発売で定価は6万円近かった様ですので個人用インクジェットではフラッグシップだったのかもしれません。
こんな上位機種を購入した理由は写真の印刷を想定していたからです。
現実には最初の頃に数十枚印刷した後は文書やWebページ等の印刷がほとんどでした。
しかしながらWebページには画像なども有りますので、利用価値は有ったと思っています。
勿論こんな金額で購入はしてないと思うので、翌年の型落ち等のタイミングで半値で購入したんだと思います。
それでも当時は結構高額なの買うなぁ~(大蔵省の判断だったので)と思っていた記憶が有ります。
その辺りから購入は2003年頃と想定すると15年位は使ったと思います。 結構奇麗だと思います、メカ的には問題無いのですが。
今回リプレースの原因ですが、直接原因はノズルが詰まった事です。
ヘッドを外せるので洗浄を試みたのですが駄目でした。
色々と見てみるとイエローのインクの出口でインクの凝固が見られました。
これでイエローのノズルが全滅でした、もっと早く気が付いていれば回避できたかもしれません。
あとはマゼンタかフォトマゼンタがノズル半分駄目でしが、こちらは凝固は見られませんでした。
ノズルのつまりを警戒して純正インクを購入していたのですが、なにせ古いので値段は安いが期限表示が塗り潰された物ばかりで。
おかげさまで今回のこの有様です。
今回は購入してしばらくしてから入替えてしばらく使ってから詰まりましたが、購入から半年は経過していると思いますのでクレームは難しいかと。
直販ではインクは有りますが値段が定価なので・・・・・
直販なら取りあえず期限切れは無いとは思いますが、期限に余裕が無いのなら結果的には同じような物かと。
メカ的な故障は一切無いので勿体無いのですが、ノズルの詰まり改善が難しいのとインクの入手も煩わしくなって来ましたのでリプレースを検討する事になりました。
用途は写真も文書もと言う感じでなので顔料(黒)/染料(カラー)搭載モデルが理想です。
結構安いのはあるのですが、画像の印刷結果レビューが有りまして、え゛~って感じだったので。
それにインクとヘッドが一体型なのでヘッド詰まりは安心ですが、ランニングコストがかかりあの画質ではちょっとねと言う感じでした。
狙い目としては1年落ちなら最新型と機能はそれ程変らず価格が半値と言うのでここら辺りで検討。
スキャナーは持っているので複合機は不用なのですが、プリンター専用機だからといって大幅に安いわけでもなく画像の印字結果なども考えると悩ましい。
候補は2018年モデルなら2019年モデルが9月(検討時は1ヶ月前)に出たばかりとベストなタイミングで機能ほとんど変らずに半値と言う状況でした。
そこでPIXUS TS8230とPIXUS TS6230にて検討しましたが金額差僅か2000円程度。
2017年モデルのPIXUS TS8130はTS8230と価格差は無しで外観が違い機能差を考えても同じ値段なら新しい方が良い。
最新モデルのPIXUS TS8330とTS8230はファームウエアのヴァージョンに違いが有るかもしれませんが、形状も機能も同じで値段半値。
厳密にはWiFiが5GHzに対応した位でしょうか?
以上からPIXUS TS8230を購入する事にしました。
色は3色あるのですが、PC本体が赤なのでそれに合わせて赤を選択しました。 それに赤なら3倍早そうですし。(お約束 笑)
複合機なのでスキャナー機能が付いていますが、手持ちのCanon LiDE220と比較すると上位機種をもってしても解像度が劣っていました。
コピーする時などは本体内で完結するでしょうから多少画質落ちても手間無しで良いかと思います。
高画質で保存したい時はLiDE220を使います。
今回の機種はWiFi接続になっていますので、接続されているPCを立ち上げる必要も無く本体のみ起動で何処からも印刷可能なので便利になりました。
ちなみにスキャンの性能を比較すると。
PIXUS TS8230 : LiDE220
光学解像度(主走査×副走査)
2400×4800dpi : 4800×4800dpi
階調(入力/出力)
グレースケール
16bit/8bit : 8bit
カラー
RGB各16/8bit : RGB各16/8bit
読み取り速度
グレースケール
1.5msec/line(300dpi) : 11.1msec/line(4800dpi)2.2msec/line(300dpi)
カラー
3.5msec/line(300dpi) : 33.2msec/line(4800dpi)2.2msec/line(300dpi)
この結果からざっと評価すると。
当然ながら解像度は専用品だけにLiDE220が高い。
読み取り速度は同解像度300dpiのカラーではLiDE220が2/3早いがグレースケール時の速度差が無くTS8230が早い。
高解像度の4800dpiではTS8230の300dpiより10倍位遅いのは当たり前のお話なので。
この辺りの結果からTS8230は日常使用する簡易的な白黒コピーではLiDE220を超える性能があり、そこを狙って作られている様に思われます。
綺麗にスキャンしたいのであればLiDE220一択ですね。
動作に関しては電源入れると排紙トレイが自動で出てきたりしますが、切る時は収納確認の選択が有ったり前のパネルは閉まらなかったり少しお間抜け感有り。
しかし自動で両面コピーできるのは便利、ですが両面なんてあまり使わないし、やっぱり狙いがピンボケ感が有るかなぁ~。
フロント給紙カセットが有り、常にA4をセットしてけるのは便利だけど本体より少し出るのが邪魔でここも残念感がある。
印刷は値段なりだし色々と高機能が便利だったりするので、この値段ならまぁ文句は無いかな。
ただしお約束ですが、インクが高いよね。
本体を格安で売って消耗品で設けるのがMFP(マルチファンクションペリフェラル、簡単に言うと複合機だね)業界の日本での営業方法だから致し方なし。
そういえば複合機と称してFAXは付いて無いよね、別に要らないけどなんでだろう?
分かっては居たけどマニュアル通りの初期設定指示でやったら全然うまくいかない。
だって本体側のWiFi接続設定無しにいきなり接続しに行くから見つかる訳ないし。
きっとPC本体にWiFi内蔵前提の設定指示になっているんだろうね。
家はルーター経由でWiFi接続になるからちょっと違う、まず手動でプリンターをWiFiしてネットワーク上に乗せてからPC側の設定ツールで検出させて設定させました。
二階にあるエレドラ用サブPCもWiFi経由の家庭内LANにて接続。
なにか電源切っていても接続すると自動的に起動する様な記載が有るけどルーター経由のWiFi接続では立ち上がらないみたい。
WiFiで直結しに行くと立ち上がるのかな?
あとね、動かしているとなんかキコキコ言う。(笑)
ベルトが鳴っているみたい。
一つ不可解なのは初期設定で本体の印字位置の調整印字をやる様に指示されるんだけど・・・・
印刷結果に調整用の補正値印字が無いんだよね。
さらに何度か打ち返して繰り返していたけど、もしかして印字結果を読み取って自動で補正しているのかな?
でもスキャナーはフラットベット式だから自走している印刷結果は読めないと思うんだけどね。
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