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2020年8月 2日 (日)

自作PC:セカンドモニターを4Kにリプレース

うちのメインPCは3モニターで運用しています。
メインがLG 34インチ/曲面 ウルトラワイド(3440×1440)、セカンドがAcer 31.5インチ WQHD(2560×1440)、サードはKoolertron 10インチ (1280×800)を縦長で使っています。
異様に小さいサードモニターの用途はメールやライン等の着信メッセージ専用として運用しています。
メインとセカンドはフルスクリーン表示で運用している場合が多々あり、この画面にメッセージが表示されると最大化が解除されたり裏面に隠れてしまって再表示がおかしくなったりする場合もあり、特にゲーム中等は最悪の事態になる為表示専用のモニターを用意しています。
また、全てのモニターはモニターアームに取り付けて運用しています。

セカンドモニターはそれなりの大きさなのでまぁ満足はしていたのですが、最近は4Kの動画等も増えてきてより綺麗な動画を見たいと考える様になりました。
4Kモニターは24インチ位から有りますが、単位面積当たりの情報量が多いので小さい画面ではアプリのメニュー等の文字が小さすぎて見えなくなります。
現実的には現在使用中の32インチでもかなり厳しいらしく、ストレス無く運用する為の最低ラインが40インチからとの事で色々とクリアすべき問題が出てきました。

横幅が1m近くなる為に、まずは設置スペースが問題になりました。
テーブル置きで運用して居た場合はほぼ絶望的でしたが、幸いモニターアームでの運用の為に多少の融通は利きました。
運用位置での設置はサードモニターの位置変更で寸法上は無理くりですがギリ可能でした。
常に運用位置固定の場合は文句を言われる様なサイズですが、今まで通りに折りたたむ事が可能であればトラブルは最小限で済みそうです。
幸い折りたたみ操作に関しても可動時の引掛りに注意は必要ですが、ほぼ今まで通りに運用出来ると判断しました。

モニターアームでの運用にはサイズと重量の制限が有りました。
サイズに関しては取り回しが可能であれば問題ありませんが、耐荷重10kgは厳守する必要が有ります。
これを考慮しての機種選択が必要ですが、脚が重い場合もあり本体のみの重量で判断する必要が有りました。

モニターアームでの運用の為、VESA規格に対応している必要が有りました。
PCモニターであればほぼ対応していると考えられるので確認のみで済みました。
ただし40インチ以上では100X100ではなく200X200になる様で変換プレートが必要となりました。
これは各社から出ていましたが、やぐら式ではなくHERIKEN VESA変換プレート200X200というのを購入しました。
10kg制限ですしこのレベルで十分と思いました。

以上を踏まえたうえで機種選択に入りました。


以下検討したモデルと検討結果を記載します。

・LG モニター ディスプレイ 43UN700-B
価格的には中の上位、性能的にも中の上位、液晶は他社製品は大部分がハーフグレアだがアンチグレアなのが高ポイント。
最大の難点としてLG(LG電子)ってかの国(韓国)なんだよねぇ~。
購入者は知ってか知らずか意外と売れている様で。
今の時代この手は中国生産か韓国かって決まっているし液晶はほとんどLG製だとはわかっています。
最近の中国の態度も大変気に入らないと思いますが、それでもかの国よりはましと思います。
多分、中国との取引が0になったら日本は困る事が多いと思いますが、かの国とは0で良いんじゃねって思うので。
以上から性能検討する以前に却下。
まぁメインモニターはLG製だけど購入時はこれほど関係がこじれていなかったので致し方なし。

・JAPANNEXT JN-VT4300UHDを代表する同等品
値段は低価格、一応4K、HDR対応とうたっているが、対応しているだけで疑似だそうで。
故障等を考慮するとやっぱりあんまりというのが正直なところで、重量的にも怪しかったりでパス。

・Acer 4K モニター  43インチ DM431Kbmiiipfx
重量、価格、性能を考慮すると一番の有力候補。
Acerはセカンドモニターや会社でも使っているが比較的に良い感じ。
だたし、サブPCのメインモニターとして使っているAcerの激安20インチは外れ品だった。
何か画面がしらっちゃけてどう調整しても今一うまくない感じだった。
あとでレビュー読んだら同様の書き込みが結構あるので個体差ではなく製品その物が外れ品の様でした。
メーカーは中国だけど厳密には台湾なので気持ち的にも悪くはない。
レビュー的にたまに引っ掛かる書込みも有る為、4月頭からタイミングを狙っていたがずっと品薄状態で購入出来ない状況だった。


Acerが品薄で入手難が続いているのと、たまに有る気になる不具合報告で今一積極的に購買意欲が出ず他の製品も時々物色していた。
いっその事、TVで代用はどうかとかできればEL液晶は等を検討した。
EL液晶は大変綺麗ですが、PCモニターは種類が少なくTVだと55インチ以上となる。
画面焼付きの問題が有るとの話も有る為PCモニターとしては使いにくそうだし、価格も10万円以上なのでそこまで出そうとは思わなかった。

TVでは受信機や付加機能が付いているので一般的には重量が増え価格も上がる感じだった。
安物中華品はモニターと同じく調子が悪いとか故障とかお約束の状態だったので却下。

その他にリフレッシュレートの問題が有りました。
DVDなどを見る時は普通にTVと同じく30Hzで問題になりませんが、ゲームやPCで使うとなると表示遅延が気になる所。
ストレスなく使う為の最低ラインが60Hzとの事で、ハイスピードアクション的な物はさらに高レートなPCモニターを使っている。
それら考慮してTVで代用するなら低遅延ゲームモードを搭載しているモデルが必須条件。
現状、ゲームモードが有り評判が良いのはソニーと東芝のREGZA辺りというところの様です。

そんな感じで物色していると、なんと東芝のREGZAエンジンを積んだ中華製TVが有るとの事。
ハイセンス(Hisense)という中国のメーカーで中国でトップメーカーらしい。
また東芝のREGZAエンジンを積んでいる理由は例の東芝の不正会計処理の切売りで東芝映像ソリューションを傘下に収めたかららしい。
東芝のREGZA並みの性能と中華メーカーらしいバリュー価格で最近日本でもシェアーを伸ばしているとの事。
中華だと故障が心配だけど、対応状況は知らないけどなんと3年保証と中華品質にしては大きく出ているが大丈夫か?
なんでも中を開けると部分的にはREGZAの基板をそのまま組み込んでいたりするらしい。
つまり部分的には日本品質って事ですか。(笑)

でね、遅延をわずか0.83msに抑える「低遅延ゲームモード」とかも搭載しゲームに関しても東芝のREGZA同等の性能との事。
価格は43V型 4K 内蔵液晶テレビ43E6800が狙っていたAcer 4Kモニター  43インチよりも安い状況。
という事で、激安ショップを見つけてたまっていたポイントも放出して結構お買い得な金額で購入できてしまいました。

取付はモニターアームからセカンドのAcer 31.5インチを外し、例の200X200変換プレートと使い取付。
事前情報は入っていたので部品は調達してあったが、取付面が平面ではない事とネジ部がへこんでいる為にネジで直接プレートを取り付けられませんでした。
これは12mmのスペーサーを入れて、ネジはM6X25mmのネジ4本で固定しました。
ちなみにくぼみ自体のサイズは10mmでした。
Dsc_0950 スペーサーでVESA取付

32インチ級でもソコソコ大きめではありましたが、43インチはさすがに巨大。
試しに4K動画を再生してみると、車体に反射する光などが今までとは別次元の高画質。
Dscn0170 S660動画

注意点として最初はリフレッシュレートが30Hzしか選べず焦りました。
これだとマウスを動かしても遅延を感じる感じです。
画質調整メニューからゲームを選ぶ事によってリフレッシュレート60Hzが選べる様になりました。
またマニュアル等に記載が全然ありませんが、低遅延モードもこれで機能する様になるようです。

この手の大型は外周部の光量不足や液晶の視野角等の問題で色の差が指摘されることが有ります。
色の差に関しては全く気になりませんでした。
白一面や黒一面で試していませんが、気になる光点や変な色になっている点は今時点では発見していませんので液晶の状態は良さそうです。
光度の差に関しては43A6800から43E6800変更された事で光源と液晶の間に反射シートを入れたとか記載されていましたが、その為か目立つ差は感じられませんでした。
強いて言えば四隅を頂点として約10mmの範囲で若干暗さが有る様に感じられます。
ただし鼻先50cmで見ているので四隅は意識しないと視界に入って来ない状況なので全く気になりません。

付加価値的に良かったと思う点は、WiFiが搭載されていて直接本体からYouTubeの動画を再生可能な事。
動画編集等をしているとビデオカードを使ってハードウエアエンコード時にフルスクリーンで動画再生などを並行作業するとドライバーがクラッシュする事がありました。
一度クラッシュすると動画編集ソフトでそのヴァージョンのドライバではハードウエアエンコードを選択できなくしています。
ですからエンコード中はおとなしく終了を待っている必要が有ります。
しかし、WiFiで直接YouTubeがみられるので待ち時間も苦痛ではありませんね。

また最近は録画機能が有り外付けHDDを繋げると録画出来るのが当たり前とか。
外付けHDDは取り回しが面倒ですが、自分の様にTVをあまり見ない人なら大きな容量はいらないのでUSBメモリーでも突っ込んでおけば思い付きで録画出来るのも良いですね。
それなら自宅にあるレコーダー使えという話もありますが、もともとTVを全く見ないので自分は使ってないのです。
たとえ録画したとしてもそこでTVを見ないので意味が無い、PCモニターで録画出来るならそれに越した事は無いってことです。
結局、通常のモニターと比較して色々な付加機能も有り結構お買い得な判断かと感じました。

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