前回記載しましたが、走り出して信号等で減速しスロットルオフでクラッチを切るとほぼ確実にストールする現象が発生しています。
エンジンが始動出来ないのなら燃料/火花/圧縮のどれかで特定は簡単なのですが、この様な現象は結構厄介です。
と言う事でゴチャゴチャいじる前にとりあえずプラグを引っこ抜いて確認するのが問題解決への最短ルート。
しかし、YZF-R15は仮にもSSなのでカウルを外さないとプラグへアクセスできません。
手順通りに外すにはたしかテールカウルやシートも外す必要が有りますが、面倒なので側面の一枚だけ外してアクセスします。
ところで昔のプラグって車も原付も21mmのソケットレンチで外せたのですが、最近は小さくなっています。
軽自動車のS660でプラグを外すには磁石付きのソケットレンチが必須で、しかも14mmと細く、差込み部のサイズも1/2”では延長シャフトも通せない位の穴径になります。
そこで専用品を購入して有ったので、YZF-R15でもこれで外そうと思ったら・・・16mmでした。(なんでやねん)
一応車載工具で専用のプラグレンチは有るのですが、馬鹿穴にドライバーや六角レンチを突っ込んで回すのでやり難いです。
上手い事手持ちの長いドライバーを突っ込んで外せました。
見た目的には汚れてはいますが問題なさそうでした。
使用しているのはイリジウムプラグですが、たまたま使用期間がそれほど長くない標準プラグが有りましたのでそれを清掃し取り付けてみる事にしました。
【右が今回外したイリジウムプラグ】
すこしギャップが狭い気がしますが、パッケージにはプラグギャップはいじるなと記載が有ったので触るのは断念。
清掃して取り付けても良かったのですが、プラグ本体に問題が有った場合は判断が出来なくなるのでより確実な純正プラグを入れてみる事にしました。
結果はビンゴ!
信号待ちの減速シフトダウンからのクラッチカットでストールしなくなりました。
私のバイクはマフラーをSP忠男に交換して有り、これは結構な頻度でアフターファイア起こすんですよね。
ストールタイミングはこのアフターファイアのタイミングみたいですね。
いくらほとんど動かさない放置車両でも、不具合が無い状態で管理していないとますます動かさなくなってしまいます。
今回はこれで改善したので、精神衛生上も良い結果になったと思います。
ただプラグの性能的にはイリジウムプラグの方が優れているので、ノーマルプラグなのがやや不満。
イリジウムプラグを清掃して取り付ければ流石に治るとは思いますが、万が一不良の場合はまた交換するのが面倒です。
その様に考えていたら、以前に高温時にプラグキャップからリークしてエンストする件で交換テストする為に購入して有った状態の良いイリジウムプラグを見つけました。
近日中にこれに交換しておこうと思います。
不具合の有ったイリジウムプラグは万が一の交換用に入念に清掃して極小の車載スペースへ乗せておこうと思います。