あくまで趣味ブログなのでSEOやアフィリエイト的な書き方はしない方針なのですが、丁度ヘッドセットを購入したので今回はサンプル記事目的で書いてみます。
【ヘッドセットとは? なぜ必要?】
ヘッドセットって何?と思う人も居るかもしれませんね。
ヘッドセットとは、音楽を聴く時に使うヘッドホン(イヤホン)にマイク機能が付いた物です。
耳横のスピーカー部からアームが出て口元にマイクが来ている物や内蔵して見えない物が有ります。
環境の変化で在宅ワークになりWeb会議でマイクが必要になる場面も増えています。
ノートPCにマイクを内蔵している物も有りますが、周りの余計な音を拾い易いので口元にマイクが有るヘッドセットの方が使いやすいと考える人も増えています。
しかし種類が多くどうやって選べば良いのか分からない人も多いハズ。
今回私自身がヘッドセットを購入したので、実際にどの様に選んだのかを説明します。
同時に代表的な仕様の特徴についても簡単に解説しますので、最後まで読んでいただくと私が選択した機種と選択方法の考え方が分かると思います。
【ヘッドセットの購入検討理由を考えてみる】
ご自身が購入を考えた理由を確認する事で、次のステップの仕様決めが明確になります。
以下は私の場合の例ですが、これによって”音質は必要最低限で軽量な物”という目的が明確になりました。
私はPCを使う時はヘッドホンを常用しています。
今使用しているのはオーディオテクニカのATH-AD1000Xで4~5万円程度の価格帯の物です。
音楽を聴く用途で購入したので音は良いのですが、最近PCの使用時間が増えこの仕様では軽量な方(250g位)ですが丸一日近く使用していると重量や耳周辺の痛みが気になりだしました。
また一日中音楽を聴いている訳では無いので高音質にこだわる必要も有りません。
そこで自分の用途に合った軽量な物を購入しようと考えました。
【自分の使用目的と環境を整理してみよう!】
まずは自分の希望を整理してみましょう。
例えば私がWeb会議用のヘッドセットを選んで欲しいと言われて常識的な仕様で選んだとしましょう。
しかし、価格が高い/見た目が貧相/せめてもう少し音質が・・・等、自分が必要としている物は自分にしか分かりません。
ですからまずは自分の欲する仕様を整理してください。
大まかに以下の7件となります。
・I/F仕様(PCとの接続方法)
自分の希望する接続方法がご自身のPCで対応していないと接続出来ません。
まずはご自身のPCがどの様な方法で接続出来るのかを確認し、その中から選択してください。
・左右の連結形状
皆さんがヘッドホン言われて真っ先に想像する形状やイヤホンと言われて想像する形状などを選択します。
・耳への当たり方
耳全体をすっぽりと覆う形状やイヤホンの様に耳の穴に入れる形状などを選択します。
・マイク形状
マイクがアームで付いている形状や内蔵で分からない形状が有ります。
・重量
一般的には軽い方が疲れたり痛くなったりしません。
・音質
一般的に金額と連動します。
・価格帯
製品仕様に連動する場合が多いので、場合によってはどちらかで妥協が必要です。
以降、上記項目に従い詳細説明をしますので自身の用途と比較しメモしてください。
【I/F仕様の種類】
特殊な仕様も有りますが、基本的には以下の4種類となります。
・3.5mm3極ミニプラグが2本のタイプ
ヘッドホン用の3.5mm3極ミニプラグとマイク用の3.5mm3極ミニプラグが二股に分かれて付いている形状です。
緑(ヘッドホン)とピンク(マイク)に色分けされ、デスクトップPCのサウンドカード部等に接続するタイプです。
・3.5mm4極ミニプラグ
プラグ1本でヘッドホンとマイクが利用可能です。
ノートPCやスマートフォンなどで使われるタイプです。
・USB
Windows PCに接続する場合は特別な場合以外はこのタイプで問題ありません。
USBコネクタに空きがない場合はUSBハブを使用するとテーブルタップの様に1つのUSBを複数に分岐できます。
・無線式
一般的にはBluetoothで接続しますが、専用のドングルと言われる受信機をUSBに接続して独自仕様で通信する物が有ります。
基本的に高額になる傾向が有り、音質も他の接続方式の安価な製品より高音質となります。
一部スマートフォン用途の片耳タイプが有り、これは通話用の音質仕様で接続される為に音楽鑑賞には向きません。
またレイテンシーと呼ばれる音の遅れがあり、ゲームや映画鑑賞に使用すると慣れるまで違和感がある場合があります。
【左右の連結形状】
・オーバーヘッド型
皆さんがヘッドホン言われて真っ先に想像する形状で、左右を連結するステーが頭の上を通るタイプです。
装着が簡単でフィッティングが良いですが、髪型が崩れる事を嫌う方には向きません。
・ネックストラップ型
左右を連結するステーが後頭部や首の後ろを通過するタイプです。
慣れないとオーバーヘッド型よりフィッティングに違和感が有る場合があります。
スピーカー部近くのステーをドライヤーで炙り手で捻じってフィッティングを調整出来る場合もあります。
気になる方は破損に注意しながら試してみてください。
ステーが頭の上を通過しない為、帽子をかぶる人や髪形を気にする人に向いています。
アフロやモヒカン(笑)でも髪型が潰れません。
・セパレート型
ステレオイヤホンと言われて連想するタイプです。
左右のスピーカー部がステー等で繋がっていないタイプです。
ワンタッチで装着出来ないので、他の方式より装着に手間がかかります。
【耳への当たり方】
スピーカー部の装着形状となります。
・オーバイヤー型
ヘッドホンと聞かれて真っ先に連想する形状だと思います。
耳全体をすっぽりと覆うタイプで密閉型と開放型が有り、密閉型は環境音が遮断され音漏れが少なくなります。
開放型は完全に密閉されていませんので、密閉型より抜けが良い音質になる傾向があります。
形状的に環境音の遮断と音漏れは密閉型に劣ります。
一般的に他の方式より重くなる傾向があります。
ゲーミングヘッドセットもこの手の密閉型が多いですが、総じてゴツイのでビジネスシーンには合わないですよね。
・オンイヤー型
スピーカー部が袋状のスポンジでカバーされていて耳の上に乗る様なタイプです。
形状的にオーバーイヤー型に見える物も有りますが、パット径が小さいのでパットの中に耳がすっぽり入る事は有りません。
オーバイヤー型より軽量な物が多く、また耳の圧迫感も少ない場合が多いです。
耳を密閉していないので音漏れは他の方式より多めになります。
・インナーイヤー型
イヤホンの様に耳の穴に入れるタイプです。
その方式から必然的にセパレート型となります。
一番軽量で音漏れも少ないですが、他の方式より装着が若干手間です。
音漏れしないのでついつい音量を上げてしまい、難聴になり易いとも言われています。
また夏など耳の穴が密閉されてしまうので、長時間の使用は汗や湿気で耳に悪影響が出る可能性が有ります。
・特殊
これまで記載した物以外にも存在しますが、最近増えてきているのが骨伝導と言う物です。
耳の穴の前あたりにステーのばね力で押し当て、鼓膜では無く頭蓋骨に振動を伝える事で音が聞こえます。
昔は音質が悪いと言われていましたが、私も持っていますが意外と良い音がします。
この方式では無線式が多い様です。
【マイク形状】
・アーム型
片側のスピーカー部に角度調整可能なステーが有り先端にマイクが付いています。
マイクが口元に来るので環境音を拾わず声のみを拾いやすいのが利点です。
口元に来るマイクが視界に入るので人によっては鬱陶しいと感じる人も居るかもしれません。
・スピーカー内蔵型
片側のスピーカー部の側面に小さな穴が空いており、その中にマイクが入っているタイプです。
外観からマイクが有る事は判断できません。
スマートフォンと接続して話をしていると、マイクの存在が分からない為に『独り言言っている危ない人』と思わるので注意が必要です。
口から遠い位置にマイクが有るので、声の拾い方が悪そうですが経験ではアーム型と変わらない位にしっかりと拾ってくれます。
・リモコン内蔵型
イヤホン形状に多いですが、コードの途中にボリューム調整のリモコンスイッチが付いている物が有ります。
リモコン部をよく見ると小さな穴が空いており、その中にマイクが入っているタイプです。
こちらも口元から距離がありますが、ちゃんと音声を拾ってくれる様です。
多少環境音を拾いやすい傾向が有りそうです。
【重量】
・重いタイプ
あくまでも傾向ですが、オーバーイヤー型が一番重い傾向があります。
また音質が良い物もスピーカー自体が重い傾向なので総じて重くなる場合あります。
・軽いタイプ
インナーイヤー型が当然一番軽い傾向となりますが装着が少し面倒です。
次に軽いのはオンイヤー型となります。
【音質/価格帯】
通常、音質は価格に比例する傾向があります。
・一般的な音楽鑑賞用途
有線式(無線式では無い物)であれば5000円前後であれば良いと思います。
もちろん音楽マニアが納得する音質のレベルでは有りません。
無線式の場合は8000円前後位から、安い物では充電時間が長かったり使い勝手に問題が有る場合があります。
片耳タイプの物は金額にかかわらず通話用の音質と考えた方が良いと思います。
・ビジネス用途
音楽鑑賞には迫力が足りない音質になると思います。
金額的目安は有線で1000円からという感じ、追加機能が有ると更に上がります。
・音声を認識出来るレベル
500円以下は音楽と話し声の識別が出来て話声の内容は分かるレベル程度と考えてください。
マイク性能に関しての期待は難しいと思います。
【目的のレベルに合う仕様の選択をしてみよう!】
ここでは私の用途を例題に実際に選択してみますので皆さんも同じように考えてみましょう。
・I/F仕様(PCとの接続方法)
私はノートでは無いPCで使用するのでUSBタイプを選択します。
ただし、youtubeのナレーションにも使いたいので、3.5mm4極ミニプラグも付いているタイプを探します。
通常のUSBタイプより割高になり機種も限られてきます。
なお無線タイプは値段も割高ですしバッテリーや充電のトラブルを考えると特別な理由が無い限りビジネスシーンで選択する必要は無いと思います。
・左右の連結形状
装着が面倒なセパレート型は除外、趣味でネックストラップ型を選択しました。
・耳への当たり方(重量)
圧迫感が少なく軽量な物と言う希望なのでオンイヤー型を選択しました。
・マイク形状
ビジネス用で話し声をしっかりと拾い、環境音をなるべく入れたくないのでアーム型としました。
・音質/価格帯
Web会議に使う物なので話し声の帯域がしっかりと聞こえれば良い。
音楽はズシンズシンと低音が響く必要は無く、気にならない程度の音質で良い。
以上からUSBタイプであれば1000円程度からとなりますが、3.5mm4極ミニプラグも使用可能な物と言う事で、2000円程度の物となりました。
【購入した商品の紹介とレビュー】
以上の条件選択と一致した商品を購入しました。
VENKIMヘッドセットの”VENKIM A41”という機種を購入しました。
重さは50gと軽量で圧迫感は少なく、疲れません。
音質は太い低音は出ませんが、軽快な音と感じました。
高音に関してはキンキンした耳に刺さる様な音は無く、かと言ってこもる感じも有りません。
人の話し声の聞こえ方は全く問題無く、普通に聞く分には音楽も問題ありません。
マイクに関してはWindows標準のアプリで録音してみましたが、若干ホワイトノイズは有りますが声がこもったりキンキン音になる事も無く聞き取りやすい音で録音されていました。
価格的にも2000円程度と安価で軽量、目的としたレベルの商品で満足の結果となりました。
【まとめ】
さて、いかがでしたでしょうか?
今回は私自身がビジネス用途のヘッドセットを購入したのに合わせて、実際に機種選択を行った手順をご紹介し考え方の説明をしました。
まず重要な事は、”自分の使用目的と環境を整理してみる事”です。
そして、それに合わせて”製品仕様を選び”ます。
最後に”その製品仕様に合った機種を探し価格で折り合いを付ける”です。
ご自身が満足する落とし処はご自身でしか分かりません。
まずは自分の希望を整理する所から初めてみては如何でしょうか。